ジュラコン・センターレス丸棒の加工販売

ジュラコン

 ジュラコンの細物丸棒です。

 外径をセンターレスにて研磨してございます。

ジュラコン・センターレス丸棒の切削加工 ===>クリックで拡大

 50φまでは、外径研磨可能です。

 旋盤で加工するときに、外径が一定していますととても便利です。ワッシャを作るとなどは、外径を削らなくてもいいので、手間がはぶけ、コストダウンにつながります。ジュラコンはポリプラスチックス株式会社の商標です。ジュラコンはポリアセタールコポリマーです。

 ジュラコンの略称はPOM。ポリアセタール(polyacetal)またはポリオキシメチレン(polyoxymethylene)(P=Poly O=Oxy M=Methylene)

 ジュラコンを切削してもハイスの刃物が摩耗しないので、切削コストの低減が見込まれます。

 ジュラコンを接着することはとても難しいです。実用に耐えられるか確認作業をしてから、お使いください。(http://www.aronalpha.com/business_products/product/category/primer.html

 ジュラコンは吸水率(-0.25)が低いので、低温(-40度)使用可能です。

 ジュラコンは直射日光の下にあると、変色したり、曇ったような感じになります。

 ジュラコンの燃焼速度はUL-HBである。

ジュラコンを燃やしたり、熱分解させますと・・・

 ジュラコンを燃やしたり、熱分解させますと、危険有害成分ホルムアルデヒドガスが発生します。目やのどに刺激を与えますので、健康にはよくありません。個人差はありますが、日本産業衛生学会勧告値は8時間で0.1ppmです。(米国では0.75ppm)です。塩化ビニール系の材料やハロゲン系難燃剤などは、製品の分解を加速させますので注意してください。

 消防法指定可燃物です。引火点320℃以上、発火点400℃以上発火します。発火しますとよく燃え、なかなか消せません。注意が必要です。

 固化押出標準グレード / EX-09 WK2001は日本の食品衛生法告示370号に適合しています。

ジュラコンの燃焼実験です。青白い炎で、よく燃え自然には消えない。刺激臭がする。 ===>クリックで拡大

 化学名はポリオキシメチレン。別名、POM(ポリアセタール樹脂)です。

 コポリマーの代表格はジュラコン、ホモポリマーの代表格はデルリン、コポリマーはホモポリマーより結晶化度が、わずかに少ない、しかし柔軟性には優れる。

 コポリマーはホモポリマーに比べて、融点や熱たわみ温度が10度低いが、実用上では、耐熱温度に差を求めることは難しい。