ベークライト加工例

加工例01 加工例02 加工例03 加工例04 加工例05 加工例06

加工例01

紙ベーク黒_01(加工例01)紙ベーク黒_02(加工例01)
紙ベーク黒_03(加工例01)紙ベーク黒_04(加工例01)

===>紙ベーク・黒の加工販売

材料名:紙ベーク黒

 廃熱を処理するダクトの端末に利用されています。なぜベークライトを使用したかですが、熱が100度を超 えることが予想され、場合によっては短時間ではあるが150度超えることが予想され、たとえばポリエチレン のように変形をすることが許されない場所で、ましてや溶解してしまうようでは困る。そして、絶縁材としての 役割を担って、なおかつ、長期の使用に耐えなければならない。そして、安価であることが求められる。

加工例02

紙ベーク黒とジュラコン_01(加工例02)紙ベーク黒とジュラコン_02(加工例02)
紙ベーク黒とジュラコン_03(加工例02)紙ベーク黒とジュラコン_04(加工例02)

===>紙ベーク・黒の加工販売

材料名:紙ベーク黒

 黒い部分が紙ベーク黒、白い部分はジュラコンの白です。ベークはヤスリがかかりやすい材料、つまり、鉄な どのように、ヤスリをかけることが可能な材料です。ジュラコンはナイロンなどに比べるとヤスリはかかりやす いのですが、金属との摩擦などによっては、なかなか、磨耗しにくい材料の部類に属します。また、じんせいに 優れているのもジュラコンの特性です。この特性を生かし、金属との摩擦部分には、ジュラコンを用い、ジュラ コンのじんせいを生かし、ベークの内径に、”しまりばね”の勘合状態を作り、接着なしで、接合をさせていま す。ベークライトの部分は、外部からの高温(100度)に耐え、その熱をジュラコンに伝えないように、して います。

加工例03

布ベーク黒_01(加工例03)布ベーク黒_02(加工例03)
布ベーク黒_03(加工例03)布ベーク黒_04(加工例03)

===>布ベークパイプ・黒の加工販売

材料名:布ベーク黒

 写真ではわかりにくいかも、と思いますが、ベークライトをロール巻きと呼ばれる方法で、パイプに製作した ものを、加工したものです。このロール巻きには、金型で上下で圧力をかけ、硬化させたときの、割り型の、分 割された部分の”すじ”がありません。和服の生地を巻きつけるようにベークの原紙(布)を巻いて製作をした ものが、ロール巻きのパイプです。巻きつけるときに、巻きながら、硬化、圧縮をさせて作られたものです。

加工例04

布ベーク原色_01(加工例04)布ベーク原色_02(加工例04)

===>布ベーク・原色の加工販売

材料名:布ベーク原色

 布ベークの原色を用いて絶縁と機械的な強度を保っています。この品物にはタップがきってあり、つまり、メネ ジが切ってあります。ねじの強度を求める時には、ヘリサートなどを用いて、ねじの強度をたかめるのですが、こ の品物は、ごく軽い品が、ベークにつけられ、組み立てのさいの位置決めが目的とのことなので、ヘリサートは用 いていません。製品によっては、ねじの強度が問題になることがあります。加工を申し付けのさいは、ご指示お願 いいたします。

加工例05

ベーク黒(木粉入り)_01(加工例05)ベーク黒(木粉入り)_02(加工例05)

材料名:ベーク黒(木粉入り)

 形から見てもおわかりのように、ある調理器具の”とって”です。調理器具は、かなりの重量があり、それを持 ち上がる必要があり、このような大きさになりました。写真では長さはわからないとお叱りを受けそうですが、長 さはおよそ200ミリあります。そして調理器具ですからある程度の温度の上昇は予想されますし、温度による変 形も困りますし、そして”とって”ですから、もてないほどの温度上昇は困ります。そして、つやのある、みてて いさいがよい、これも望まれます。こんなわけで、ベークを採用し、経年変化による、色の変化がすくなくなるよ うに、黒を選び、そして肉厚のある製品であり、テーパーがついている品なので圧縮成型の型を作り、成型をしま した。割り型にしますと線がつくため、割型にせず、そのまま離型することにしました。離型ごバフをかけて磨き ました。そして何より、肉厚が厚いので内部に熱がたまりにくくするために、中に真鍮をいれ成型をすることによ り、熱を逃がし、また強度を高めることに、よりより長期間の使用に耐える ことが可能になりました。

加工例06

布入りベーク原色(加工例06)布入りベーク原色(加工例06)

===>布ベーク・原色の加工販売

材料名:布入りベーク原色

 写真の製品は、布入りベークです。ウエアリングを製作している途中の状態です。周りの色、外形の色と一段削 った時の色が異なっていますね。これは、ベークライトを普通のお部屋に、つまり、私どもが暮らしている空間に 放置、そのままにしておくと、変色をしてまいります。そして、それは表面のわずかな部分なのです。そこをある 程度に切削をしますと、元の色が出てくるわけです。この、削って元の色になった状態をまたほおって置くと、ま た、”赤く”なって参ります。そこそこの期間が経過しますと、必ず、色は変化いたします。このパイプ自体はは、 製作してから、およそ3年が経過しています。